SDGsとの関連性

SDGs(持続可能な開発目標)と研究の関連性

SDGs(Sustainable Development Goals)は、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。「地球上の誰1人残さない」という理念を掲げ、17の目標と169のターゲットから構成されています。当研究室とSDGsとの目標の関連性は以下のように考えています。

目標6 安全な水とトイレを世界中に
 すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

・上下水道の廃配管や流体機械に関係する研究を行っています。これらは水資源の確保や衛生環境の向上はもちろん、砂漠緑化、植物工場などの開発などに研究がつながります。さらに、公衆衛生への教育にもつながります。

目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
 すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

・乱流制御による機械の省エネルギー化に関する研究内容です。
・再生可能エネルギー(風量発電・小水力発電)に関する研究です。特に最近はエアコンの室内機の送風機を利用したクロスフロー型風車の開発にも着手しています。

目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
 強靱なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

・内部流れに関する解析により、機械・プラント・空調の高機能化・高性能化に関する研究内容です。
・「乱流制御」の研究は、装置機械の小型・軽量化の技術に役立つものです。インフラ設備の装置機械にも、小型・軽量化の技術を適用することで、装置機械の寿命を延ばすことにもつながります。機械工学の基礎研究として、非常に重要な役割を果たしています。

この3つの目標を主に念頭に置き、機械工学の立場からできることを考えながら、日々研究を続けています。